中国の自動車市場 自主ブランドメーカーが苦戦 長春モーターショー
過去2年間、急速な成長を続けてきた中国の自動車産業が「調整期」に入っている。この調整期は政策と市場、海外と国内といったさまざまな要素が総合的に作用した結果だが、合弁自動車メーカーへの影響は、中国の自主ブランドメーカーへの影響ほど大きくない。第8回長春モーターショーで新華社記者の取材に応じた業界関係者からわかった。
市場シェアに関する統計データによると、今年上半期の自主ブランドの乗用車の販売台数は315万6100台で、昨年同期と比べて0.82%減少した。乗用車の販売全体に占める割合は44.39%で、昨年同期と比べて2.96ポイント低下した。
ここ数年、合弁ブランドは徐々に販売戦略をエコノミー車に拡大しており、この分野での自主ブランドの市場を奪っている。長春モーターショーでは、多くの自主ブランドの展示ブースに割引を示すパネルが置かれていたが、割引のない合弁ブランドの展示ブースと比べて、興味を示す消費者はやはり少なかった。
今年の自動車市場では、合弁自動車メーカーが依然として好調をキープしている。一部の自主ブランドメーカーは、高級車分野への進出を試みているが、成果は上がっていない。長春モーターショーにおいて、奇瑞、吉利、長城などのメーカーは10万元を超える中級車の展示を行った。しかし自主ブランドメーカーが販売する中級車は依然として市場での認知度が低い。
中国機械工業連合会執行副会長で中国自動車工学会理事長の張小虞氏は「自主ブランドは誕生したときから困難に直面しており、政府は世界貿易機関(WTO)の基本原則を無視して、自主ブランドを保護することはできない。自主ブランドは国内外の市場のなかで発展し、生き延びていかねばならず、政策の保護に頼る企業や産業に希望はない」と述べた。(新華網 2011年7月21日)
|