ファイザー「バイアグラ」商標訴訟、終審も敗訴
10年余りにわたり争われてきたED治療薬·バイアグラの商標をめぐる訴訟は、このほど終審の判決が下され、原告·ファイザーの敗訴が確定した。ファイザーの商品·バイアグラの中国語名として広く使用される「偉哥」の表記について、ファイザーは商標権を得られなかった。 ファイザーは、バイアグラの中国語表記として使用される「偉哥」を不当に使用したとして、広州威爾曼薬業公司など3社を不正競争·商標権侵害として提訴していた。北京市高級法院(裁判所)がこのほど下した終審判決では、ファイザーの主張が認められず、ファイザーは中国国内における「偉哥」の表記について商標権を持たないという判断が示された。 「偉哥」の商標をめぐる争いの発端は、1998年のバイアグラ発表直後にさかのぼる。当時、中国国内のメディアは、バイアグラに「偉哥」の漢字表記を充てていた。同年5月、広州威爾曼薬業公司は中国で「偉哥」の商標を先行登録していた。このため、ファイザーは中国市場進出に当たり、やむを得ず「万艾可」を中国語名称として商標登録している。 ファイザーは2005年10月、広州威爾曼薬業公司や、「偉哥」の委託生産メーカー、販売業者らを提訴。「偉哥」の著名性を認め、国内未登録の有名ブランドと認定するよう法院に求めるとともに、被告に権利侵害の中止、経済的損失50万元の賠償金命じるよう求めた。 北京市第1中級人民法院は2007年1月、ファイザーの提訴を棄却したが、ファイザーは不服として控訴。北京高級人民法院は、商標の独立保護の原則に基づき、「偉哥」について中国国内におけるファイザーの商標権を否定。有名ブランドの認定についても、法廷での審理範囲には当たらないとして、ファイザーの請求を退けた。
(信息時報 2008年4月10日)
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